校長あいさつ

 本校は、明治29年、玉山村川又尋常小学校黒石野分教場と称して創立されて以来、127年の歴史を持ち、平成9年度からは、岩手大学教育学部の教育実習生の受け入れという任務を受け、教育実習校、研究推進校として、県下でも先進的な教育活動を展開しております。
 学校教育目標は、「生き生きとしてみどりの子~かしこい子・たくましい子・思いやりのある子」です。昨年度から、育成を目指す資質・能力として、資質・能力の3つの柱にしたがって、「多面的思考力~論理的思考」、「自律性・協働性」、「駆動する知識・技能」を設定し、資質・能力ベイスの教育課程への転換を図っています。
 育成を目指す資質・能力の中で核になるのは、「多面的思考力~論理的思考」です。子供たちが、それらを「比べて考える」、「つなげて考える」という言葉で捉え、その支えとなる「自律性・協働性」を培いながら主体的に思考活動を展開し、その結果、生きて働く「駆動する知識・技能」を習得していくことを目指しています。
 また、資質・能力を育むため、「子供を主語」にした教育活動を全教育課程で展開することを目指し、総合的な学習の時間・生活科の学びを中心として、教育活動全体を「探究の学び」にすること、学校運営協議会制度の導入を受けた地域の人的・物的資源を活用すること、そして、教科横断的な学びを保障するカリキュラム・マネジメントの充実を図ることで「社会に開かれた教育課程」の実現にもつなげてまいりたいと考えています。
 「子供たちがいて学校がある 子供たちがいて私たちがある」の言葉の通り、未来を担う子供たちが、大きな希望を持ち笑顔で学校に通い、未来につながる確かな学びを得ることができるよう、教職員が一丸となり、子供たち一人一人に心を尽くすことを教育の原点とし、日々の教育活動に取り組んでまいります。